カバー

カバー

概要

カバーとは、Counter-Strike 2(CS2)において、味方が敵と接触したときに、すぐ援護できる位置や射線を取ることを指す。

英語では「Cover」と呼ばれ、日本語では「カバーする」「援護する」「味方を見る」「味方を助ける」などと表現されることがある。

CS2では、1人で敵をすべて倒すことは難しい。味方がピークしたとき、サイトに入ったとき、C4を設置しているとき、リロードしているとき、解除しているときなど、さまざまな場面で味方は無防備になったり、敵と撃ち合ったりする。そのときに、近くの味方がすぐ援護できる位置にいれば、味方が倒されてもトレードキルを取れたり、敵の進行を止めたりできる。

カバーは、単に味方の近くにいることではない。味方が見ていない角度を見ること、味方が撃たれたらすぐ撃ち返せる射線を持つこと、味方が安全に行動できるようにグレネードを使うこともカバーに含まれる。

たとえば、T側で味方が先頭でサイトに入る場合、2番手のプレイヤーはその味方のすぐ後ろや別角度から敵を見られる位置にいる必要がある。味方が倒されたら、すぐに敵を倒し返す。これが基本的なカバーである。

カバーは「味方が戦う・動く・作業する場面で、すぐ助けられる状態を作ること」である。


基本情報

項目内容
用語カバー
英語表記Cover
意味味方を援護できる位置や射線を取ること
主な目的味方を助ける、トレードキルを取る、敵の進行を止める
重要な場面サイト突入、防衛、リテイク、ポストプラント、C4設置、爆弾解除
関係する技術射線管理、ピーク、トレードキル、クロスファイア、グレネード
主な陣営T・CT両方で重要
関連用語トレードキル、クロスファイア、エントリー、射線、リテイク

カバーとは

カバーとは、味方が危険な行動をするときに、その味方を助けられる状態を作ることである。

CS2では、味方が敵と撃ち合う瞬間や、C4を設置・解除する瞬間には大きなリスクがある。味方がその行動をしている間、別の味方が敵の来る方向を見ていたり、敵が出てきたときに撃てる位置にいたりすれば、味方は安全に動きやすくなる。

たとえば、味方がC4を設置しているとき、設置役は銃を撃てない。その間に敵が出てくれば、設置役は簡単に倒されてしまう。そこで、別の味方が設置役の周囲を見て、敵が出てきたら撃つ。これがカバーである。

また、味方が角をピークして敵に倒された場合、後ろの味方がすぐ敵を倒し返せれば、トレードキルになる。これもカバーの代表的な形である。

カバーは、チームで動くCS2において非常に重要な基本行動である。


カバーが重要な理由

味方のデスを無駄にしない

カバーがあると、味方が倒されたとしても、その敵をすぐ倒し返せる可能性が高くなる。

味方が敵と撃ち合い、敵の位置が分かった瞬間に、近くの味方が撃ち返す。これにより、味方のデスをトレードキルにつなげられる。

反対に、味方が倒されたのに誰もカバーできないと、敵は1キルを取って安全に下がれる。これは大きな損失である。

カバーは、味方のデスから得た情報を結果につなげるために重要である。


トレードキルを取りやすくなる

カバーは、トレードキルの土台になる。

トレードキルとは、味方が倒された直後に、その敵を倒し返すことである。これを行うには、味方が撃ち合う場所に自分の射線が通っている必要がある。

ただ味方の近くにいるだけでは不十分である。味方が接敵したとき、自分も敵を撃てる位置にいることが大切である。

カバーが上手いチームは、敵に安全な1キルを与えにくい。


サイト突入が安定する

T側のサイト突入では、カバーが非常に重要である。

先頭のエントリー役は、最初に敵と接触するため、倒される可能性が高い。そのとき、2番手や3番手がすぐカバーできれば、敵を倒し返してサイト突入を続けられる。

カバーがない状態で先頭だけが入ると、CT側に1人ずつ倒されてしまう。T側は、先頭が見た場所、倒された場所、撃たれた角度をすぐに後続が処理する必要がある。

カバーは、サイト突入をチームとして成立させるために欠かせない。


防衛が崩れにくくなる

CT側の防衛でも、カバーは重要である。

サイトを守っている味方が敵と撃ち合ったとき、別の味方がすぐ援護できる位置にいれば、T側の突入を止めやすくなる。1人が倒されても、もう1人が撃ち返せば、サイトを完全に崩されにくい。

逆に、CT側がバラバラに守っていて互いにカバーできない場合、T側に1人ずつ倒されてサイトを取られやすい。

カバーは、CT側の守りを粘り強くするためにも重要である。


C4設置・解除を守れる

C4設置や解除は、カバーが特に重要な場面である。

C4を設置しているT側プレイヤーは、その間に銃を撃てない。CT側が出てきたとき、味方がカバーしていなければ設置役は倒されやすい。

同じように、CT側が爆弾を解除しているときも、解除役は無防備になる。味方が周囲を見て、T側のピークを止める必要がある。

設置や解除はラウンド勝利に直結する行動であるため、カバーの重要度が非常に高い。


カバーの基本

味方の近くにいる

カバーをするには、まず味方の近くにいる必要がある。

味方から遠すぎると、味方が敵に倒されてもすぐ撃ち返せない。トレードキルを取るためには、味方の行動にすぐ反応できる距離にいることが重要である。

ただし、近すぎて同じ場所に固まるのも危険である。敵のスプレーやHE、モロトフ、フラッシュでまとめて処理される可能性がある。

理想は、味方の少し後ろ、少し横、または別角度から敵を見られる位置である。


味方が見ていない場所を見る

良いカバーでは、味方が見ていない場所を見ることが重要である。

味方が右を見ているなら、自分は左や奥を警戒する。味方が前を見ているなら、自分は横や裏取りを警戒する。全員が同じ場所だけを見ていると、別の角度から撃たれやすい。

カバーは、味方と視界を分担する行動でもある。


味方が撃たれたらすぐ撃てる位置にいる

カバーでは、味方が撃ち合った瞬間に自分も撃てることが重要である。

味方が倒された後、敵が見えない位置にいるなら、カバーとしては弱い。味方が接敵した場所へ自分の射線が通っている必要がある。

カバーは「見守ること」ではなく、「必要な瞬間に撃てること」である。


味方の邪魔をしない

カバーするときは、味方の動きや射線を邪魔しないことも重要である。

味方の前に立って射線をふさいだり、味方の逃げ道を塞いだりすると、かえって危険になる。特に狭い通路では、味方同士が重なりすぎると動きにくくなる。

カバーでは、味方を助ける位置に立ちながら、味方の動きを邪魔しない距離感が大切である。


自分も安全な場所を使う

カバーする側も、無防備に体をさらしてはいけない。

味方を助けようとして自分も簡単に倒されると、チームはさらに不利になる。壁、箱、角、スモークなどを利用し、自分も撃った後に隠れられる位置を取ることが重要である。

良いカバーは、味方を助けながら自分も生き残れる形で行う。


カバーの種類

射線カバー

射線カバーとは、味方が見ていない射線や危険な角度を自分が見ることである。

たとえば、味方がC4を設置しているときに、CT側の入り口を見ておく。味方が通路を進んでいるときに、横の角を見ておく。これが射線カバーである。

射線カバーは、CS2の最も基本的なカバーである。


トレードカバー

トレードカバーとは、味方が倒されたときに、すぐに敵を倒し返せるようにするカバーである。

エントリー役の後ろにつく2番手や、リテイク時に味方と一緒に入るプレイヤーが行うことが多い。

トレードカバーでは、味方が敵と接触した瞬間に自分も撃てる位置にいることが重要である。


設置カバー

設置カバーとは、T側がC4を設置している味方を守ることである。

C4設置中のプレイヤーは銃を撃てないため、非常に無防備である。味方がサイト内、CT側の入り口、ヘブン、ショート、ロングなど、敵が出てきそうな場所を見る必要がある。

設置カバーが不十分だと、C4を設置する前に設置役が倒される危険がある。


解除カバー

解除カバーとは、CT側が爆弾を解除している味方を守ることである。

解除中のプレイヤーは銃を撃てないため、味方がT側のピークを止める必要がある。スモークを焚いて解除を隠す、フラッシュでT側の視界を奪う、敵が出てきそうな射線を見るなどの行動が解除カバーに含まれる。

解除カバーは、リテイク成功に直結する重要なカバーである。


グレネードカバー

グレネードカバーとは、味方の行動を助けるためにグレネードを使うカバーである。

味方がピークする前にフラッシュを投げる。味方が設置するためにスモークを置く。敵の角待ちをモロトフでどかす。敵のラッシュをHEやインセンディアリーで止める。

グレネードによるカバーは、直接撃つだけではなく、味方の安全な行動を作るために重要である。


T側のカバー

T側では、サイト突入、C4設置、ポストプラントでカバーが重要になる。

T側は、CT側が守っている場所へ攻める必要があるため、先頭のプレイヤーが倒されやすい。そのため、後続の味方が必ずカバーできる距離でついていく必要がある。

また、サイトを取った後はC4設置役を守る必要がある。設置後は、爆弾を守るために味方同士が互いにカバーできる位置へ移動する。

T側カバーの主な目的

  • エントリー役を助ける
  • トレードキルを取る
  • C4設置役を守る
  • CT側のリテイクを止める
  • ポストプラントで解除を阻止する
  • 味方が見ていない角度を見る
  • サイト内のクリアリングを分担する

T側のカバーは、攻めを止めずに継続するために重要である。


CT側のカバー

CT側では、サイト防衛、ローテート、リテイク、解除でカバーが重要になる。

CT側は、T側の突入を止める必要がある。1人だけで守っていると、T側にトレードされてサイトを取られやすい。味方と互いにカバーできる位置を取ることで、サイト防衛が安定する。

また、T側にC4を設置された後のリテイクでは、味方と一緒に入って互いにカバーしながら進む必要がある。解除中の味方を守ることも重要である。

CT側カバーの主な目的

  • サイトを守る味方を助ける
  • T側のエントリーを止める
  • 味方が倒されたらトレードする
  • リテイク時に一緒に進む
  • 解除役を守る
  • クロスファイアを作る
  • ラッシュを受けた味方を助ける

CT側のカバーは、守りを崩されないために重要である。


カバーとトレードキル

カバーとトレードキルは、非常に深く関係している。

カバーは、味方が敵と接触したときに援護できる状態を作ることである。トレードキルは、その結果として味方が倒された直後に敵を倒し返すことである。

つまり、カバーは準備であり、トレードキルは結果である。

良いカバーができていれば、トレードキルを取りやすい。反対に、味方から離れすぎていたり、射線が通っていなかったりすると、トレードキルは取れない。


カバーとクロスファイア

クロスファイアは、カバーの強い形の一つである。

クロスファイアでは、味方同士が別々の角度から同じ場所を見ている。敵が片方を撃とうとした瞬間に、もう片方が撃てるため、互いにカバーしやすい。

カバーは広い意味で味方を助ける行動であり、クロスファイアは射線を組み合わせた具体的な守り方である。


カバーと射線

カバーには、射線の理解が欠かせない。

味方を助けるには、味方が撃ち合う場所に自分の射線が通っている必要がある。壁や箱で敵が見えない位置にいても、味方を助けることはできない。

また、味方が見ていない射線を自分が見ることで、チーム全体の安全が上がる。

カバーは、射線を使って味方を守る行動である。


カバーとピーク

カバーでは、ピークのタイミングも重要である。

味方が敵と接触した瞬間に、自分もピークして敵を撃つ。これが遅れると、敵は味方を倒して安全に下がってしまう。

ただし、味方とまったく同じ場所から同時に出ると、まとめて倒される危険がある。少し角度を変える、少しタイミングをずらすなどの工夫が必要である。


カバーとクリアリング

クリアリングでは、味方とカバーし合うことが重要である。

一人ですべての角を確認するのは難しい。味方が右を確認しているなら、自分は左を確認する。味方が近距離を見ているなら、自分は奥を確認する。

クリアリング中のカバーができていると、確認漏れが減り、敵の待ち伏せに倒されにくくなる。


カバーとグレネード

フラッシュバン

フラッシュは、味方のピークを助けるカバーとして使える。

味方が角をピークする前にフラッシュを投げれば、敵の視界を奪い、味方が有利に撃ち合える。これはグレネードカバーの代表例である。


スモークグレネード

スモークは、味方を敵の射線から守るために使える。

C4設置、爆弾解除、サイト突入、リテイクなどで、敵が見ている射線をスモークで切ることで、味方が安全に行動しやすくなる。


モロトフ / インセンディアリー

モロトフやインセンディアリーは、味方を危険な角から守るために使える。

敵が隠れていそうな場所を燃やせば、味方がそこを安全に通りやすくなる。また、敵のラッシュを止めて味方が下がる時間を作ることもできる。


HEグレネード

HEは、味方が撃ち合う前に敵を削るカバーとして使える。

敵がまとまっていそうな場所や、味方がピークする前の角に投げることで、体力差を作り、味方の撃ち合いを助けられる。


カバーの長所

  • 味方のデスを無駄にしにくい
  • トレードキルを取りやすくなる
  • サイト突入が安定する
  • 防衛が崩れにくくなる
  • C4設置や解除を守れる
  • 味方が安全に動きやすくなる
  • 対エコで武器を拾われにくい
  • クリアリングの確認漏れを減らせる
  • チーム全体の連携が強くなる
  • 敵に安全な1キルを与えにくい

カバーの短所・注意点

  • 味方との距離感が難しい
  • 近すぎるとまとめて倒される危険がある
  • 離れすぎると援護できない
  • 射線が通っていないと意味がない
  • 味方の動きや射線を邪魔することがある
  • グレネードで分断されると機能しにくい
  • 味方と同じ場所ばかり見ると別角度が空く
  • カバーに集中しすぎると自分の安全確認が甘くなる

初心者向けアドバイス

初心者は、まず「味方が敵と撃ち合ったら、自分もすぐ助けられる位置にいる」ことを意識するとよい。

味方から離れすぎると、味方が倒されても何もできない。逆に、味方と同じ場所に重なりすぎると、敵のスプレーやグレネードでまとめて倒される危険がある。味方の少し後ろ、少し横、別角度を取れる位置が理想である。

また、味方が見ていない場所を見ることも大切である。全員で同じ方向だけを見ていると、別の角度から撃たれる。味方の視線を見て、自分がどこを見ればチーム全体が安全になるかを考える。

C4設置中や爆弾解除中の味方は無防備なので、必ず周囲を見て守る意識を持ちたい。

初心者は、カバーを「味方の近くにいること」ではなく、「味方が困った瞬間にすぐ撃てる・助けられる状態を作ること」と覚えると分かりやすい。


よくある失敗

味方から離れすぎる

味方が撃ち合っているのに、自分が遠くにいるとカバーできない。

トレードキルも取れず、味方のデスが無駄になりやすい。サイト突入やリテイクでは、味方と近い距離で動くことが重要である。


味方と近すぎる

味方と重なりすぎるのもよくない。

同じ場所に固まると、敵のスプレー、HE、モロトフ、フラッシュでまとめて処理される可能性がある。また、味方の移動や射線を邪魔してしまうこともある。


味方と同じ場所だけを見る

味方が見ている場所を自分も見ているだけでは、別角度が空いてしまう。

カバーでは、味方が見ていない場所を見る意識が重要である。


射線が通っていない

味方の近くにいても、敵が見えない位置にいるとカバーできない。

壁や箱の裏に隠れすぎていたり、角度が悪かったりすると、味方が倒されても撃ち返せない。味方が接敵する場所に自分の射線が通っているかを意識したい。


設置役・解除役を見捨てる

C4設置中や爆弾解除中の味方は、銃を撃てない。

この場面で周囲を見ていないと、敵に簡単に止められる。設置や解除のときは、必ず味方を守る意識を持つ必要がある。


カバーのために自分も無防備になる

味方を助けようとして、自分が複数射線に出てしまうことがある。

カバーは大切だが、自分も安全な場所を使いながら行う必要がある。味方を助けるために自分まで簡単に倒されると、チームはさらに不利になる。


まとめ

カバーは、CS2において味方を援護できる位置や射線を取る重要なチームプレイである。

味方が敵と撃ち合ったとき、C4を設置しているとき、爆弾を解除しているとき、リロードしているとき、クリアリングしているときなど、さまざまな場面でカバーが必要になる。

良いカバーでは、味方の近くにいながらも重なりすぎず、味方が見ていない場所を見て、味方が撃たれたらすぐ撃ち返せる位置を取る。これにより、トレードキルを取りやすくなり、敵に安全な1キルを与えにくくなる。

T側では、エントリー役やC4設置役を守るためにカバーが重要である。CT側では、サイト防衛、リテイク、解除役の保護でカバーが重要になる。

カバーは「味方のそばにいること」ではなく、「味方が危険になった瞬間に助けられる状態を作ること」である。トレードキル、クロスファイア、射線管理、グレネードと合わせて理解すると、CS2のチームプレイが大きく上達する。


関連用語

  • トレードキル
  • クロスファイア
  • 射線
  • ピーク
  • クリアリング
  • エントリー
  • リテイク
  • ポストプラント
  • C4爆弾
  • 解除キット
  • スモークグレネード
  • フラッシュバン
  • モロトフ
  • インセンディアリーグレネード
  • HEグレネード
  • 対エコ

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