モロトフ
概要
モロトフは、Counter-Strike 2(CS2)に登場するグレネードの一つである。
テロリスト(T)側専用の火炎グレネードであり、投げた場所に炎を広げることで、一定範囲を一時的に通りにくくする装備である。敵に直接ダメージを与えるだけでなく、敵の隠れている場所を燃やして移動させたり、通路を封鎖したり、爆弾解除を妨害したりするために使われる。
モロトフは、T側のサイト突入において非常に重要である。CT側は、サイト内の箱裏、角、柱の裏、近距離ポジションなどに隠れて守っていることが多い。そこにモロトフを投げることで、敵はその場所に居続けることが難しくなり、T側はサイトを取りやすくなる。
また、爆弾設置後のポストプラントでも強力である。解除位置にモロトフを投げれば、CT側は解除を続けることが難しくなり、時間を稼ぐことができる。
一方で、モロトフはスモークグレネードで消される。CT側がスモークを持っている場合、炎を消して強引に進行したり、解除を通したりすることがある。そのため、モロトフは強力だが、絶対に安全な時間稼ぎになるわけではない。
モロトフは「敵をその場所から動かすためのT側専用グレネード」である。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 装備種 | グレネード |
| 使用陣営 | テロリスト(T) |
| 価格 | 400ドル |
| キル報酬 | 300ドル |
| 所持上限 | 1個 |
| 発射方式 | 投擲 |
| 移動速度 | 245 Units/s |
| 主な効果 | 炎で範囲内に継続ダメージを与える |
| 特徴 | 敵の位置を動かす・通路封鎖・解除妨害 |
※価格や性能はアップデートによって変更される可能性がある。
特徴
T側専用の火炎グレネード
モロトフは、T側のみが購入できる火炎グレネードである。
CT側には対応する装備としてインセンディアリーグレネードが存在する。どちらも炎でエリアを封鎖する目的で使われるが、モロトフはT側が攻めるために使う場面が多い。
T側はサイトへ攻め込む必要があるため、敵が守っている強いポジションをどかすことが重要である。モロトフは、そのための代表的なグレネードである。
炎でエリアを封鎖する
モロトフは、着弾地点を中心に炎を広げる。
炎が広がった場所にプレイヤーがいると継続的にダメージを受けるため、その場所に居続けることが難しくなる。これにより、敵の進行を止めたり、隠れている敵を動かしたりできる。
スモークやフラッシュは視界を操作するグレネードだが、モロトフは「その場所にいること自体を危険にする」グレネードである。
敵の隠れ場所をどかせる
モロトフの最も重要な使い方は、敵が隠れている場所を燃やすことである。
CT側は、サイト内の定番ポジションに隠れてT側を待つことが多い。箱裏、角、柱の裏、サイト奥、近距離ポジションなどにモロトフを投げると、敵はその場所から出るか、炎の中でダメージを受け続けるかを選ばなければならない。
敵が動いた瞬間は、撃ち合いで有利を取りやすい。つまり、モロトフは敵を倒すためだけではなく、敵を不利な位置へ動かすために使う装備である。
通路を一時的に封鎖できる
モロトフは、狭い通路や入口を一時的に封鎖するためにも使える。
炎が広がっている場所を通るとダメージを受けるため、敵はその場所を通りにくくなる。これにより、相手の進行を遅らせたり、リテイクを遅らせたりできる。
T側では、爆弾設置後にCT側のリテイクルートへモロトフを投げることで、時間を稼ぎやすくなる。敵が通らなければならない場所に炎を置くことで、ラウンド時間を味方にできる。
爆弾解除を妨害できる
モロトフは、ポストプラントで非常に強力である。
爆弾設置後、CT側は爆弾を解除する必要がある。解除位置にモロトフを投げれば、CT側は炎の中で解除を続けるか、解除を中断して下がるかを選ぶことになる。
炎の中で解除を続けると大きなダメージを受けるため、体力が少ない敵は解除できないことが多い。残り時間が少ない場面では、解除位置へのモロトフだけでラウンドを決定づけることもある。
スモークで消される
モロトフの重要な弱点は、スモークグレネードで消されることである。
CT側がスモークを炎の上に投げると、モロトフの炎を消すことができる。これにより、CT側は炎を突破したり、解除位置の炎を消して解除を続けたりできる。
そのため、ポストプラントでモロトフを持っていても、相手がスモークを持っているかどうかを考える必要がある。モロトフだけに頼るのではなく、銃撃、HE、フラッシュ、味方のカバーと組み合わせることが重要である。
運用方法
サイト突入で使う
T側がサイトへ突入するとき、モロトフは非常に重要である。
CT側が隠れていそうな場所にモロトフを投げることで、敵をその場所から動かせる。敵が移動すれば、T側はクリアリングする場所を減らせるため、サイトに入りやすくなる。
たとえば、箱裏、角、サイト奥、柱裏、近距離ポジションなど、敵が待ちやすい場所を燃やすと効果的である。
モロトフは、サイト突入前に「敵がいたら困る場所」へ投げるグレネードである。
角待ち対策に使う
モロトフは、角待ち対策として非常に有効である。
CS2では、敵が角や箱裏で待っていることが多い。そのまま近づくと、先に撃たれて不利になりやすい。モロトフを投げれば、角に隠れている敵を動かすことができる。
敵が炎から逃げてくるタイミングを味方と一緒に狙えば、安全にそのポジションを処理しやすくなる。
ポストプラントで使う
モロトフは、爆弾設置後のポストプラントで非常に強力である。
T側は、爆弾を設置した後、CT側の解除を防ぐ必要がある。解除位置にモロトフを投げることで、解除を妨害し、時間を稼ぐことができる。
特に、残り時間が少ない場面では、モロトフを解除位置に投げるだけでCT側が解除できなくなることがある。
ただし、CT側がスモークを持っている場合、炎を消される可能性がある。ポストプラントでは、モロトフだけでなく、爆弾を見られる位置取りや味方のカバーも重要である。
リテイクルートを封鎖する
爆弾設置後、CT側はリテイクのためにサイトへ戻ってくる。
その入口や通路にモロトフを投げることで、CT側の進行を遅らせることができる。敵が炎を待つ間に爆弾時間が進み、T側に有利な状況を作れる。
リテイクルートへのモロトフは、敵を倒すためではなく、時間を稼ぐための使い方である。
敵の前詰めを止める
T側が序盤にマップを取るとき、CT側が前に詰めてくることがある。
モロトフを通路や入口に投げることで、CT側の前詰めを止めやすくなる。たとえば、敵がよく前に出てくる場所を燃やせば、T側は安全にマップコントロールを進めやすくなる。
モロトフは攻めの装備であると同時に、敵の攻撃的な守りを抑える装備でもある。
スモークと組み合わせる
モロトフは、スモークグレネードと組み合わせると強力である。
スモークで敵の射線を切り、モロトフで敵の隠れ場所を燃やすことで、サイト突入がしやすくなる。スモークだけでは敵が箱裏に残っている可能性があるが、モロトフを使えばその場所を処理しやすくなる。
T側の基本は、スモークで見られたくない場所を隠し、モロトフで敵にいてほしくない場所を燃やすことである。
長所
- T側専用の重要グレネード
- 敵の隠れ場所を動かせる
- 通路や入口を一時的に封鎖できる
- 爆弾解除を妨害できる
- ポストプラントで強力
- サイト突入を助ける
- 角待ち対策に有効
- 敵の前詰めを止められる
- 時間を稼げる
- エイムに頼らず敵を不利な位置へ動かせる
短所
- T側でしか購入できない
- 価格が400ドルとやや高い
- スモークグレネードで消される
- 投げる場所がずれると効果が薄い
- 味方にもダメージを与える可能性がある
- 自分の進行ルートをふさいでしまうことがある
- 敵がすでにその場所を離れていると無駄になる
- 投げるタイミングが悪いと活かしにくい
- 手に持っている間は銃を撃てない
インセンディアリーグレネードとの違い
モロトフとインセンディアリーグレネードは、どちらも火炎グレネードである。
モロトフはT側専用で、サイト突入時にCT側の守りポジションをどかすために使われることが多い。攻めのための火炎グレネードとしての役割が強い。
インセンディアリーグレネードはCT側専用で、T側の進行を止めたり、ラッシュを遅らせたりするために使われる。守りのための火炎グレネードとしての役割が強い。
簡単にまとめると、モロトフは「攻め側が敵をどかす炎」、インセンディアリーは「守り側が敵を止める炎」である。
スモークグレネードとの違い
モロトフとスモークグレネードは、どちらもエリアをコントロールするためのグレネードである。
スモークは視界を遮り、敵に見られない状況を作る。モロトフは炎でその場所に居続けることを難しくする。
スモークは「見えなくする」、モロトフは「居られなくする」と考えると分かりやすい。
また、スモークはモロトフの炎を消すことができるため、両者は互いに関係が深いグレネードである。
フラッシュバンとの違い
モロトフとフラッシュバンは、敵を不利にする方法が異なる。
フラッシュバンは、敵の視界を一時的に奪うことで、撃ち合いを有利にする。敵をその場から直接動かすわけではないが、白くなった敵は戦いにくくなる。
モロトフは、炎によって敵がその場に居続けることを難しくする。敵を強制的に移動させたい場面では、フラッシュよりモロトフの方が分かりやすい効果を出せる。
フラッシュは「見えなくする」、モロトフは「動かす」と覚えるとよい。
HEグレネードとの違い
モロトフとHEグレネードは、どちらも敵にダメージを与えるグレネードである。
HEグレネードは、爆発時に一度だけダメージを与える。敵が近くにいれば大きく削れるが、爆発後にその場所を封鎖する効果はない。
モロトフは、一定時間炎が残り、その範囲内にいる敵へ継続ダメージを与える。敵を削るだけでなく、その場所から動かす効果が強い。
HEは「一瞬で削る」、モロトフは「継続して燃やして動かす」と考えると分かりやすい。
初心者向けアドバイス
モロトフを使うときは、「敵を倒すため」よりも「敵を動かすため」に使うと考えるとよい。
初心者は、敵がいるかどうか分からない場所にモロトフを投げるのをもったいなく感じることがある。しかし、敵がいなかったとしても、その場所に敵がいないことを確認できる価値がある。敵がいれば動かせるし、いなければ安全に進みやすくなる。
特にサイト突入では、敵が隠れていると困る場所を燃やすことが重要である。箱裏、角、近距離ポジションなどをモロトフで処理すれば、味方が見るべき場所を減らせる。
初心者は、モロトフを「火で敵を倒す道具」ではなく、「敵にいてほしくない場所を消す道具」と覚えると使いやすい。
戦術上の役割
サイト突入補助
モロトフは、T側がサイトへ入る前に、CT側の守りポジションをどかすために使う。
敵がよく隠れる場所を燃やすことで、サイトを取りやすくなる。
角待ち対策
モロトフは、角や箱裏で待っている敵に対して有効である。
敵をその場所から動かし、安全にクリアリングしやすくする。
ポストプラントの解除阻止
爆弾設置後、解除位置にモロトフを投げることでCT側の解除を妨害できる。
残り時間が少ない場面では、非常に強力な時間稼ぎになる。
リテイク遅延
CT側がサイトへ戻ってくるルートにモロトフを投げることで、リテイクを遅らせられる。
敵が炎を待つ間に爆弾時間が進むため、T側が有利になる。
前詰め対策
CT側が序盤に前へ出てくる場所をモロトフで燃やせば、T側は安全にマップを取りやすくなる。
よくある失敗
自分たちの進行ルートを燃やす
モロトフでよくある失敗は、自分たちが進む場所を燃やしてしまうことである。
サイトへ入りたいのに入口を燃やしてしまうと、味方の突入が遅れたり、進行ルートがふさがったりする。モロトフは、味方が通る場所ではなく、敵がいる場所や敵にいてほしくない場所へ投げることが重要である。
味方にダメージを与える
モロトフの炎は味方にもダメージを与える可能性がある。
味方が前に出ている場所や、味方がクリアリングしている場所に投げると、味方を燃やしてしまうことがある。投げる前に味方の位置を確認したい。
スモークで消されることを忘れる
モロトフは強力だが、スモークで消される。
ポストプラントで解除位置にモロトフを投げても、CT側がスモークを持っていれば炎を消して解除を続ける可能性がある。モロトフだけで安心せず、銃でのカバーも必要である。
投げるのが遅すぎる
サイト突入後にモロトフを投げても、敵がすでに位置を変えていることがある。
モロトフは、突入前や敵がまだ守りポジションにいるタイミングで使うと効果が高い。遅すぎると、敵を動かす前に味方が撃ち合いで倒されてしまうことがある。
何となく投げる
モロトフは価格が高めのグレネードである。
何となく適当に投げると、重要な場面で使えなくなる。どの場所を燃やしたいのか、どの敵を動かしたいのか、何秒時間を稼ぎたいのかを考えて使うことが重要である。
まとめ
モロトフは、T側専用の火炎グレネードである。
投げた場所に炎を広げ、範囲内の敵に継続ダメージを与える。主な役割は、CT側の守りポジションをどかすこと、角待ちを処理すること、通路やリテイクルートを一時的に封鎖すること、爆弾解除を妨害することである。
モロトフは、敵を直接倒すためだけの装備ではない。敵がいると困る場所を燃やし、敵を不利な位置へ動かすことで、T側の攻めを成功させやすくする装備である。
一方で、スモークグレネードで消されるため、万能ではない。味方の進行ルートを燃やしてしまう危険もあるため、投げる場所とタイミングが重要である。
モロトフは「敵にいてほしくない場所を消すためのグレネード」である。サイト突入、ポストプラント、リテイク遅延を理解するうえで、T側にとって非常に重要な装備である。
関連用語
- グレネード
- インセンディアリーグレネード
- スモークグレネード
- フラッシュバン
- HEグレネード
- デコイグレネード
- サイト突入
- ポストプラント
- 解除阻止
- リテイク
- 角待ち
- マップコントロール
- エリアコントロール
- T側
関連記事
- グレネード一覧
- インセンディアリーグレネード
- スモークグレネード
- フラッシュバン
- HEグレネード
- デコイグレネード
- サイト突入の基本
- ポストプラントの基本
- 解除阻止の基本
- 定点モロトフ一覧

コメント