HEグレネード
概要
HEグレネードは、Counter-Strike 2(CS2)に登場するグレネードの一つである。
HEは「High Explosive」の略で、日本語では高性能爆薬手榴弾、または破片手榴弾のように説明されることがある。CS2では、投げた後に爆発し、周囲の敵にダメージを与えるグレネードである。
スモークグレネードやフラッシュバンのように視界を操作する装備ではなく、敵の体力を直接削ることが目的となる。敵が集まりやすい場所、ラッシュしてくる入口、スモークの中、爆弾設置位置、解除位置などに投げることで効果を発揮する。
HEグレネードは、単体で必ず敵を倒せる装備ではない。しかし、敵の体力を大きく削ることで、その後の撃ち合いを有利にできる。たとえば、敵の体力を半分以下にできれば、味方のピストルやSMGでも倒しやすくなる。
HEグレネードは「敵を削って、撃ち合いを有利にするグレネード」である。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 装備種 | グレネード |
| 使用陣営 | T・CT両陣営 |
| 価格 | 300ドル |
| 所持上限 | 1個 |
| 発射方式 | 投擲 |
| 主な効果 | 爆発で周囲の敵にダメージを与える |
| 特徴 | 削り・ラッシュ対策・スモーク解除・設置/解除妨害 |
※価格や性能はアップデートによって変更される可能性がある。
特徴
爆発でダメージを与える
HEグレネード最大の特徴は、爆発によって敵にダメージを与えることである。
爆発地点に近い敵ほど大きなダメージを受け、離れている敵ほどダメージは小さくなる。敵の足元や近くで爆発させることができれば、大きく体力を削ることができる。
銃と違って、HEグレネードは敵が完全に見えていなくても使える。敵が隠れていそうな場所、スモークの中、狭い通路の奥などに投げることで、見えていない敵にもダメージを与えられる可能性がある。
複数人をまとめて削れる
HEグレネードは、敵が密集している場面で特に強力である。
敵がラッシュでまとまって進んでくる場合や、狭い通路に複数人が集まっている場合、1個のHEグレネードで複数人にダメージを与えられることがある。
敵を1人倒すよりも、3人や4人をまとめて削る方が、その後の撃ち合い全体を有利にできる場合もある。ラウンド開始直後の決まった通路や、敵が集まりやすいサイト入口に投げると効果が出やすい。
ラッシュ対策に使える
HEグレネードは、敵のラッシュ対策として有効である。
ラッシュとは、複数人で一気にサイトや通路へ攻め込む戦術である。敵がまとまって走ってくる場所にHEグレネードを投げれば、複数人にダメージを与えやすい。
CT側では、T側がよく突入してくる入口にHEを投げることで、相手の体力を削り、その後の防衛を有利にできる。T側でも、CT側が前に詰めてくる場所にHEを投げることで、相手のアグレッシブな動きを止めやすくなる。
HEグレネードは、敵の勢いを削るためのグレネードでもある。
スモークと組み合わせて使える
HEグレネードは、スモーク周辺の戦闘でも重要である。
CS2では、HEグレネードの爆発によってスモークが一時的に晴れるような変化が起きることがある。そのため、スモークの中に敵がいると予想した場合や、スモーク越しの状況を一瞬確認したい場合に使える。
たとえば、敵がスモークを焚いて爆弾を設置している場面、CT側がスモークの中で解除を狙っている場面、スモーク越しに敵が入ってくる場面では、HEグレネードが有効になる。
ただし、HEでスモークが変化するのは一時的であり、完全にスモークを消す装備ではない。あくまで一瞬の隙を作る、またはスモーク内の敵を削る目的で使う。
直接キルだけが目的ではない
HEグレネードは、敵を倒すためだけのグレネードではない。
もちろん、体力の少ない敵に当たればキルを取れることもある。しかし、HEグレネードの本当の価値は、敵の体力を削って、その後の銃撃戦を有利にすることにある。
敵の体力を30、40、50削るだけでも、その後の撃ち合いでは大きな差になる。特にピストル、SMG、ショットガンなどを持っている味方にとって、敵の体力が削れていることは非常に大きい。
HEグレネードは「キルを取るグレネード」ではなく、「勝ちやすい撃ち合いを作るグレネード」と考えるとよい。
運用方法
ラウンド開始直後に使う
HEグレネードは、ラウンド開始直後に敵が通りやすい場所へ投げる使い方がある。
多くのマップでは、ラウンド開始から数秒後に敵が通る定番ルートが存在する。そこにHEを投げれば、敵が見えていなくてもダメージを与えられる可能性がある。
たとえば、敵が毎回同じ場所に集まる、毎回同じ通路を走ってくる、ラッシュが多いと分かっている場合は、開幕HEが有効である。
ただし、毎回同じタイミングで投げると読まれやすい。敵が避けるようになった場合は、タイミングや投げる場所を変える必要がある。
ラッシュしてくる入口に投げる
CT側では、敵がラッシュしてくる入口にHEを投げる使い方が非常に有効である。
敵が複数人で一気に入ってくる場所は、HEグレネードの効果を出しやすい。敵が密集していれば、1個のHEで複数人を削ることができる。
HEで削った後に、MP9、M4、ショットガン、フラッシュなどで迎撃すれば、ラッシュを止めやすくなる。
HE単体でラッシュを止めるのではなく、味方の銃撃や他のグレネードと組み合わせることが重要である。
スモークの中に投げる
スモークの中に敵がいると予想できる場合、HEグレネードを投げると有効である。
敵はスモークの中で爆弾を設置したり、解除したり、通過のタイミングを待っていたりすることがある。そこにHEを投げれば、敵を削ったり、行動を妨害したりできる。
特に、スモーク設置やスモーク解除へのHEは実戦的である。敵が見えていなくても、設置音や解除音、足音、味方の報告をもとに投げることで効果を狙える。
爆弾設置位置に投げる
CT側では、T側が爆弾を設置している場所にHEグレネードを投げることがある。
爆弾設置中のプレイヤーは、銃を撃てず無防備である。設置位置にHEを投げれば、設置中の敵を削ったり、場合によっては倒したりできる。
また、HEでダメージを与えることで、設置を一度やめさせることができる場合もある。爆弾設置を遅らせることは、CT側にとって非常に大きな意味がある。
解除位置に投げる
T側では、CT側が爆弾を解除している場所にHEグレネードを投げることがある。
解除中のCTは、解除を続けるために一定の場所に留まる必要がある。そこにHEを投げれば、解除を中断させたり、体力が少ない敵を倒したりできる。
特に、CT側がスモークを焚いて解除している場面では、HEが有効である。敵が見えなくても、解除音を聞いて爆弾の位置へHEを投げれば、解除妨害につながる。
敵の隠れ場所に投げる
HEグレネードは、敵が隠れていそうな場所に投げることもできる。
箱の裏、角、狭い部屋、サイト内の定番ポジションなど、敵がよくいる場所に投げることで、体力を削ったり、そこから動かしたりできる。
ただし、敵を強制的に動かす効果はモロトフやインセンディアリーの方が強い。HEは一瞬のダメージを与える装備であり、炎のように長時間その場所を封鎖することはできない。
長所
- T側・CT側の両方で使える
- 爆発で直接ダメージを与えられる
- 複数人をまとめて削れることがある
- ラッシュ対策に有効
- スモーク内の敵に使いやすい
- 設置や解除を妨害できる
- 敵が見えていなくても使える
- 撃ち合い前に体力差を作れる
- 価格が比較的安い
- 他のグレネードと組み合わせやすい
短所
- 1個しか持てない
- 敵との距離が離れるとダメージが下がる
- 直接キルを取れるとは限らない
- 投げる場所がずれると効果が薄い
- 味方にもダメージを与える可能性がある
- 火炎グレネードのようにエリアを長時間封鎖できない
- スモークやフラッシュほど戦術的な視界操作はできない
- 投げるタイミングを読まれると避けられやすい
スモークグレネードとの違い
HEグレネードとスモークグレネードは、役割が大きく異なる。
スモークグレネードは、煙を出して敵の視界を遮る装備である。射線を切ったり、安全に移動したり、爆弾設置や解除を助けたりするために使う。
HEグレネードは、爆発で敵にダメージを与える装備である。敵の体力を削り、その後の撃ち合いを有利にするために使う。
簡単にまとめると、スモークは「隠すグレネード」、HEは「削るグレネード」である。
フラッシュバンとの違い
HEグレネードとフラッシュバンも、目的が大きく異なる。
フラッシュバンは、敵の視界を一時的に奪うことで撃ち合いを有利にする装備である。敵を白くしてからピークしたり、サイトへ突入したりするために使う。
HEグレネードは、敵にダメージを与えて体力を削る装備である。敵の視界を奪うことはできないが、体力差を作ることで、その後の撃ち合いを有利にできる。
フラッシュは「見えなくする」、HEは「体力を削る」と覚えると分かりやすい。
モロトフ・インセンディアリーとの違い
HEグレネードと火炎グレネードは、どちらも敵にダメージを与える装備である。
HEグレネードは、爆発した瞬間に一度だけダメージを与える。敵が近くにいれば大きく削れるが、爆発後にその場所を封鎖し続けることはできない。
モロトフやインセンディアリーは、炎が残り続けるため、そのエリアに敵が居続けることを防げる。敵を動かしたり、通路を一時的に封鎖したりする目的では火炎グレネードの方が強い。
HEは「一瞬の爆発で削る」、火炎グレネードは「一定時間その場所に居座れなくする」と考えるとよい。
デコイグレネードとの違い
HEグレネードとデコイグレネードは、見た目はどちらも投げ物だが、効果は大きく異なる。
HEグレネードは、爆発で敵にダメージを与える。実際に敵の体力を削るため、撃ち合いに直接影響する。
デコイグレネードは、銃声のような音で敵を惑わせる装備であり、ダメージを与える目的ではない。
HEは「実際に敵を削る」、デコイは「音で惑わせる」と覚えると分かりやすい。
初心者向けアドバイス
HEグレネードを使うときは、「敵がいそうな場所」よりも「敵が通る場所」に投げることを意識するとよい。
なんとなくサイトの奥に投げるより、敵がラッシュしてくる入口、毎回通る通路、爆弾設置位置、解除位置などに投げる方が効果が出やすい。
また、HEは敵を倒すためだけに使うものではない。敵の体力を少しでも削れば、その後の撃ち合いはかなり楽になる。特に味方がSMGやピストルを持っている場面では、HEで削る価値が大きい。
初心者は、HEグレネードを「キルを狙うグレネード」ではなく、「敵を弱らせるグレネード」と覚えると使いやすい。
戦術上の役割
ラッシュ対策
HEグレネードは、敵がまとまって走ってくるラッシュに対して有効である。
狭い入口に投げることで、複数人を一度に削れる可能性がある。
開幕ダメージ
ラウンド開始直後に、敵が通りやすい場所へHEを投げることで、見えていない敵にダメージを与えられる場合がある。
敵の定番ルートを知っているほど効果が高くなる。
設置妨害
CT側では、T側が爆弾を設置している位置へHEを投げることで、設置中の敵を削ったり、設置を遅らせたりできる。
解除妨害
T側では、CT側が解除している位置へHEを投げることで、解除を止めたり、体力の少ない敵を倒したりできる。
スモーク内への攻撃
スモークの中に敵がいると予想できる場合、HEグレネードを投げることでダメージを狙える。
CS2では爆発によるスモーク変化もあるため、一瞬の情報取りや妨害にもつながる。
よくある失敗
適当に投げる
HEグレネードは、敵の近くで爆発しなければ大きな効果を出せない。
なんとなく投げるだけでは、敵にほとんどダメージを与えられないことが多い。敵が通る場所、止まりやすい場所、設置・解除位置を考えて投げる必要がある。
味方に当てる
HEグレネードは、味方にもダメージを与える可能性がある。
味方が前に出ている場所や、味方が突入する直前の場所に投げると、味方を削ってしまうことがある。投げる前に味方の位置を確認することが重要である。
遅すぎるタイミングで投げる
敵がすでに通り過ぎた後にHEを投げても、効果は薄い。
特にラッシュ対策では、敵が入口に集まるタイミングに合わせて投げることが大切である。遅すぎると、敵はもうサイト内に入ってしまっている。
近すぎる距離で投げる
HEグレネードは爆発で自分や味方にもダメージを与えることがある。
敵が近すぎる場面で焦って投げると、自分も爆発に巻き込まれる可能性がある。近距離では無理にHEを構えるより、銃を構えた方がよい場合も多い。
キルを狙いすぎる
HEグレネードでキルを取れると気持ちよいが、毎回キルを狙う必要はない。
敵を少しでも削れば十分に価値がある。キルにこだわりすぎるより、その後の撃ち合いを有利にする目的で使う方が実戦的である。
まとめ
HEグレネードは、CS2におけるダメージ系グレネードである。
爆発によって周囲の敵にダメージを与え、体力を削ることで、その後の撃ち合いを有利にできる。ラッシュ対策、開幕ダメージ、スモーク内への攻撃、爆弾設置妨害、解除妨害など、さまざまな場面で使える。
一方で、HEグレネードは敵を必ず倒す装備ではない。爆発地点から敵が離れていればダメージは小さくなり、投げる場所やタイミングを間違えると効果が薄い。
HEグレネードは「敵を倒すためだけのグレネード」ではなく、「敵を削って勝ちやすい撃ち合いを作るグレネード」である。敵が通る場所や集まりやすい場所を覚えることで、HEグレネードの価値は大きく高まる。
関連用語
- グレネード
- スモークグレネード
- フラッシュバン
- モロトフ
- インセンディアリーグレネード
- デコイグレネード
- ラッシュ
- 開幕HE
- スモーク抜き
- 爆弾設置
- 解除妨害
- 削り
- 体力
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