スモークグレネード
概要
スモークグレネードは、Counter-Strike 2(CS2)に登場するグレネードの一つである。
投げた場所に煙を発生させ、敵味方の視界を遮るために使われる。直接ダメージを与える装備ではないが、CS2において最も重要なグレネードの一つであり、サイト突入、防衛、リテイク、ポストプラント、フェイクなど、あらゆる場面で使用される。
スモークグレネードの主な役割は、敵の射線を切ることである。AWPやライフルが見ている場所にスモークを置くことで、敵から見られずに移動したり、サイトへ入ったり、爆弾を設置したりできる。
CS2では、スモークが立体的に広がる仕様になっており、マップの形状に合わせて煙が空間を埋める。また、銃弾や爆発によって煙が一時的に変化するため、従来のシリーズよりもスモーク周辺の駆け引きが重要になっている。
スモークグレネードは「敵を倒すグレネード」ではなく、「敵に見られない状況を作るグレネード」である。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 装備種 | グレネード |
| 使用陣営 | T・CT両陣営 |
| 価格 | 300ドル |
| キル報酬 | 300ドル |
| 発射方式 | 投擲 |
| 移動速度 | 245 Units/s |
| 主な効果 | 煙で視界を遮る |
| 特徴 | 射線切り・進行補助・防衛・リテイクに重要 |
※価格や性能はアップデートによって変更される可能性がある。
特徴
煙で視界を遮る
スモークグレネード最大の特徴は、煙で視界を遮ることである。
煙の中や向こう側は見えにくくなるため、敵が見ている射線を一時的に無効化できる。これにより、通常なら危険な通路を渡ったり、サイト入口に近づいたり、安全に爆弾を設置したりできる。
CS2では、敵に見られない状況を作ることが非常に重要である。スモークを正しく使えば、撃ち合いをする前から有利な状況を作れる。
射線を切れる
スモークグレネードは、敵の射線を切るために使われる。
射線とは、敵がこちらを見て撃てるラインのことである。例えば、AWPが長い通路を見ている場合、そのまま通ると撃たれる危険が高い。しかし、その射線上にスモークを置けば、敵は視界を失い、こちらを狙いにくくなる。
T側では、サイトへ入る前にCT側の守っている射線を切るために使う。CT側では、T側の進行を止めたり、入口を見えにくくしたりするために使う。
スモークは、CS2における「安全な移動ルート」を作る装備である。
CS2では煙が立体的に広がる
CS2のスモークは、従来の単純な煙ではなく、空間に合わせて立体的に広がる。
壁や床、段差、通路の形状に合わせて煙が広がるため、置かれた場所によって見え方が変わる。煙が自然に空間を埋めることで、スモークの位置や隙間、使い方がより重要になっている。
そのため、同じスモークでも、少し位置がずれると見える場所・見えない場所が変わることがある。定点投げを覚えることが重要になる理由の一つである。
銃弾や爆発で一時的に煙が変化する
CS2のスモークは、銃弾や爆発によって一時的に変化する。
銃弾を撃ち込むと、煙の一部に一瞬だけ隙間ができることがある。また、HEグレネードなどの爆発によって、煙が一時的に大きく晴れる場面がある。
これにより、スモークは完全に安全な壁ではなくなった。スモークの中や近くにいると、敵が弾を撃ち込んだり、HEを投げたりして視界を作ってくる可能性がある。
CS2では、スモークを使う側も、スモークを破る側も、以前より細かい判断が求められる。
T側・CT側の両方で重要
スモークグレネードは、T側・CT側の両方で非常に重要である。
T側では、サイト突入時に敵の射線を切るために使う。CT側が見ている場所にスモークを置くことで、サイトに入りやすくなる。
CT側では、T側の進行を遅らせるために使う。入口にスモークを置けば、T側は中の状況を確認しにくくなり、突入のタイミングが遅れる。
どちらの陣営でも、スモークを正しく使えるかどうかでラウンドの勝率が大きく変わる。
運用方法
サイト突入で使う
T側では、サイト突入時にスモークグレネードを使うことが非常に重要である。
サイトにはCT側が守っている射線が複数存在する。CTスポーン側、ヘブン、ショート、コネクター、ジャングル、ロング、ドア、窓など、マップによって危険な射線は異なる。
その射線にスモークを入れることで、T側は安全にサイトへ入りやすくなる。スモークなしで突入すると、敵に見られている場所をそのまま進むことになり、不利な撃ち合いになりやすい。
サイト突入時のスモークは、T側の基本中の基本である。
AWP対策に使う
スモークグレネードは、AWP対策として非常に有効である。
AWPは長い射線を守る能力が高く、通路を通ろうとする敵を一撃で倒せる強力な武器である。しかし、スモークで視界を遮れば、AWPはその射線を見続けることが難しくなる。
T側が長い通路を渡るときや、ミッドを取るとき、サイトに入るときには、AWPが見ていそうな場所にスモークを使うとよい。
スモークは、強力なAWPの射線を一時的に無力化するための基本装備である。
防衛で時間を稼ぐ
CT側では、スモークを使ってT側の進行を遅らせることができる。
サイト入口や通路にスモークを置くと、T側は中の状況を確認しにくくなる。無理にスモークを抜けると、待ち構えているCT側に倒される危険があるため、T側は突入をためらいやすくなる。
この時間稼ぎによって、味方が別サイトからローテートする時間を作れる。また、ラウンド時間を削ることで、T側の選択肢を減らすこともできる。
CT側のスモークは、敵を止めるだけでなく、時間を奪うための装備でもある。
リテイクで使う
リテイクとは、T側に取られたサイトをCT側が取り返す動きである。
リテイクでは、T側がポストプラントの強い位置にいることが多い。スモークを使って敵の射線を切ることで、CT側は安全にサイトへ入りやすくなる。
例えば、爆弾を解除する場所にスモークを焚く、敵が見ている遠距離の射線を切る、味方が進むルートを隠すなどの使い方がある。
リテイクでは、スモークが残っているかどうかが成功率に大きく影響する。
爆弾設置を助ける
T側では、爆弾設置時にスモークを使うことがある。
爆弾を設置しているプレイヤーは無防備になり、銃を撃てない。そのため、敵に見られている状態で設置すると非常に危険である。
設置場所の周囲にスモークを焚くことで、敵から見えにくい状態で爆弾を設置できる。ただし、スモークの中で設置している場合でも、敵がスモーク越しに撃ってくる可能性はあるため注意が必要である。
解除を助ける
CT側では、爆弾解除時にスモークを使うことがある。
爆弾の上にスモークを焚くことで、T側から解除しているCTを見えにくくできる。これにより、解除を通しやすくなる場合がある。
ただし、スモーク解除はリスクもある。T側はスモークの中に弾を撃ち込んだり、HEやモロトフを投げたりして解除を妨害してくる。スモークを焚いたからといって必ず安全になるわけではない。
スモーク解除は、音、残り時間、敵の位置、味方のカバーを考えて行う必要がある。
フェイクに使う
スモークは、フェイクにも使える。
フェイクとは、本命ではない場所に攻めているように見せる戦術である。T側が片方のサイトにスモークを入れると、CT側は「そのサイトに攻めてくる」と判断して人数を寄せることがある。
その隙に、T側は別のサイトへ本命の攻めを行うことができる。
スモークは視界を遮るだけでなく、敵の判断を惑わせるためにも使える。
長所
- 敵の視界を遮ることができる
- 射線を切れる
- AWP対策になる
- サイト突入を助ける
- 防衛で時間を稼げる
- リテイクを助ける
- 爆弾設置や解除を補助できる
- フェイクに使える
- T側・CT側の両方で重要
- エイムに頼らず有利状況を作れる
短所
- 使い方を間違えると味方の邪魔になる
- 味方の射線を消してしまうことがある
- 敵にも利用される可能性がある
- スモークの中は完全に安全ではない
- 銃弾や爆発で煙が一時的に変化する
- 定点投げを覚える必要がある
- 投げるタイミングが悪いと効果が薄い
- 手に持っている間は銃を撃てない
フラッシュバンとの違い
スモークグレネードとフラッシュバンは、どちらも視界に関係するグレネードである。
スモークグレネードは、煙を出して一定時間視界を遮る。敵味方の両方が煙の向こうを見にくくなるため、射線を切ったり、移動ルートを隠したりするのに使う。
フラッシュバンは、爆発時に強い光で一時的に視界を奪う。敵を白くして、その瞬間にピークしたり突入したりするために使う。
簡単にまとめると、スモークは「見えない壁を作るグレネード」、フラッシュは「一瞬だけ敵を見えなくするグレネード」である。
HEグレネードとの違い
スモークグレネードとHEグレネードは、役割が大きく異なる。
スモークグレネードは視界を遮るための装備であり、直接ダメージを与えるものではない。一方、HEグレネードは爆発で敵にダメージを与える装備である。
CS2では、HEグレネードの爆発によってスモークが一時的に晴れることがある。そのため、スモークを利用している敵に対して、HEを投げて一瞬だけ視界を作る使い方も存在する。
スモークは「隠すグレネード」、HEは「削るグレネード」である。
モロトフ・インセンディアリーとの違い
スモークグレネードと火炎グレネードは、どちらもエリアをコントロールする装備である。
スモークは視界を遮り、敵に見えない状況を作る。モロトフやインセンディアリーは、炎で一定範囲を通りにくくし、敵をその場所から動かす。
スモークは「見えなくする」、火炎グレネードは「通れなくする・居座れなくする」という違いがある。
サイト突入では、スモークで射線を切り、モロトフで敵の隠れ場所を燃やすという組み合わせが非常に重要である。
初心者向けアドバイス
スモークグレネードを使うときは、まず「敵に見られたくない場所を隠す」と考えるとよい。
最初から難しい定点スモークをすべて覚える必要はない。まずは、敵が見ていそうな長い射線、AWPがいそうな場所、サイトに入るときに危険な角度を隠すことから始めるとよい。
また、スモークは味方の邪魔になることもある。味方が見ている射線にスモークを置くと、味方が敵を見られなくなる。投げる前に、味方がどこを見ているかを確認することが大切である。
初心者は、スモークを「とりあえず投げるもの」ではなく、「敵の視界を消して、味方を動きやすくするもの」と覚えると上達しやすい。
戦術上の役割
サイト突入の補助
スモークは、T側がサイトへ入るときに非常に重要である。
CT側の射線を切ることで、T側は安全にサイトへ入りやすくなる。
進行の遅延
CT側では、入口にスモークを焚くことでT側の進行を遅らせられる。
T側が無理にスモークを抜けると危険なため、時間を稼ぐ効果がある。
リテイク補助
CT側がサイトを取り返すとき、スモークは敵の射線を切るために使われる。
解除位置や進行ルートにスモークを使うことで、リテイクしやすくなる。
ポストプラントの解除妨害・解除補助
T側は、スモークを使ってCT側の視界を遮り、解除を妨害できる。
CT側は、爆弾の上にスモークを焚くことで、解除を通しやすくすることがある。
フェイク
スモークは、攻めているように見せるフェイクにも使える。
本命ではないサイトにスモークを入れることで、敵のローテートを誘うことができる。
よくある失敗
味方の射線を消してしまう
スモークで最も多い失敗は、味方が見ている場所を隠してしまうことである。
敵の射線を切るつもりが、味方の射線まで消してしまうと、逆に不利になる。スモークを投げる前に、味方がどこを守っているかを確認することが重要である。
スモークの中を無防備に抜ける
スモークの中は見えにくいが、安全ではない。
敵がスモークの向こうで待っていたり、スモーク越しに撃ってきたりすることがある。無防備に走り抜けると、待ち構えた敵に倒されやすい。
スモークを抜ける場合は、フラッシュ、味方のカバー、タイミングを合わせる必要がある。
何となく投げる
スモークは強力だが、何となく投げても効果は薄い。
どの射線を切りたいのか、どこを通りたいのか、敵に何を見せたくないのかを考えて投げる必要がある。
早すぎるタイミングで使う
スモークを早く使いすぎると、実際に攻めるときには煙が消えてしまうことがある。
サイト突入やリテイクに合わせて使うことが重要である。タイミングの悪いスモークは、相手に待たれるだけで終わってしまう。
スモークを完全な壁だと思う
CS2のスモークは、完全に安全な壁ではない。
銃弾や爆発で一時的に煙が変化することがあり、敵がスモーク越しに撃ってくることもある。スモークがあるからといって安心しすぎないことが大切である。
まとめ
スモークグレネードは、CS2における最重要グレネードの一つである。
敵の視界を遮り、射線を切ることで、安全な移動、サイト突入、防衛、リテイク、爆弾設置、解除を助ける。T側・CT側の両方で重要であり、正しく使えるかどうかでラウンドの勝率が大きく変わる。
CS2では、スモークが立体的に広がり、銃弾や爆発で一時的に変化するため、スモーク周辺の駆け引きがさらに重要になっている。
スモークは「敵に見られない状況を作るグレネード」である。撃ち合いの前に有利な状況を作り、味方が安全に動けるようにするための戦術装備として、初心者が最初に覚えるべきグレネードである。
関連用語
- グレネード
- フラッシュバン
- HEグレネード
- モロトフ
- インセンディアリーグレネード
- デコイグレネード
- 射線
- サイト突入
- サイト防衛
- リテイク
- ポストプラント
- フェイク
- 定点投げ
- スモーク抜き
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